岐阜市

部屋数を減らした広々空間で、開放的に暮らす

障害を持つご主人の今後を思い、広い廊下幅や引き戸を採用し、オ ープンな空間にリノベーションしました。
快適に暮らしていただくため、段差を無くしたバリアフリー化と共に、 二重サッシを活用した温度の
バリアフリー化を図りました。 また、リビングに併設する洗面脱衣室を、廊下を介さず直接出入りで きるよう計画し、冬のヒートショックに配慮しました。 照明器具にはすべてLEDを採用し、間接照明やスポットライト、ペンダント照明でスペースごとに表情に変化をつけました。
開放的な広々空間を、可変的に利用することで、「衣服の衣替え」と同様に「暮らしの衣替え」も楽しんでできる住まいが出来上がりました。

生活導線において、メインの扉をすべて「引き戸」に

マンションの場合、ほとんどの扉が「開き戸」となっています。
バリアフリー化を図る上でも「引き戸」にすることで、
出入りがラクになります。今回は、トイレの「開き戸」を撤去し、
「引き戸」にリノベーションしました。
また、LDKへの出入口も「引き戸」を採用することで、
生活導線におけるメインの扉がすべて「引き戸」になり、
スペースを有効活用することができました。

マンションの上層階特有の現象で、玄関ドアを開けた時に、
風で「開き戸」がバタンと閉まらないようになりました。


水廻りのレイアウトを変えないリノベーションも◎

今回は、水廻りの位置を変更せずに、3LDKの部屋のスペースをリノベーションしました。

すべての内装・設備を撤去して、新しい間取りに作りあげるフルリノベーションですが、 今の間取りを活かしたリノベーションも、 とても良いと思います。

今回のように、浴室や洗面脱衣室では下地のコンクリート面を他の部屋より下げて仕上げることで、バリアフリーにしているケースもあり、 間取りを変更することでかえって床面が上がり、バリアフリーにならない場合があります。

そのような構造の場合は、今回のように水廻りのレイアウトを変えずに、他の空間をリノベーションすることで、費用を抑えたリノベーションをすることができます。


照明計画で空間をデザイン

LED照明で省エネ化を図ることはもちろんですが、自由設計でリノベーションする醍醐味に照明計画があります。
ダウンライトや間接照明など様々なデザインの照明器具をレイアウトし、自分だけのライティング空間が実現できます。

ライティングレールを取付けて、スポットライトやペンダントライトを好きな位置に配灯することもできます。

今では、明かりを調節できるダウンライトもありますので、映画を見たり、本を読んだり、
シチュエーションにあわせて空間を演出してくれます。

お気に入りの空間に、お気に入りの照明器具。

夜の暮らしを一段と豊かなものにしてくれるアイテムです。